テレアポ、テレオペ、テレマの違いを徹底解明!実は超高時給!
コールセンターのアルバイトを探していると、「テレアポ」、「テレオペ」、「テレマ」など様々な職種の名前が出てくると思いますが、みなさんはこの違いをご存知ですか?
コールセンターの仕事は大きく分けて3種類の業務に分けることができます。名前がそれぞれ似ていて混乱している方もいると思うので、この記事で一気に整理しちゃいます。
まずは表にして簡潔にそれぞれの違いを表したので、こちらをご覧ください。
電話を | 顧客 | 精神的に | 専門知識 | 結果を | クレーマーの量 | クレーマーの質 | |
テレアポ | かける | 新規 | ツライ | いらない | 求められる | いる | やや悪い |
テレオペ | 受ける | 既存 | ややツライ | いる | 求められない | まぁまぁいる | 悪い |
テレマ | 両方 | 既存 | そこそこツライ | とてもいる | やや求められる | あまりいない | あまり悪くない |
簡単に表すとこのような違いがあります。とりあえず、テレアポ、テレオペ、テレマの違いはこんな感じなんだなぁと思っていただければ幸いです。
この記事では、更にそれぞれの業務の違いについて説明していきます。
目次
1.テレアポ(テレフォンアポインター)とは 1-1. テレアポのメリット1-2. テレアポのデメリット 1-3. テレアポに向いている人2.テレオペ(テレフォンアポインター)とは 2-1. テレオペのメリット 2-2. テレオペのデメリット 2-3. テレオペに向いている人3.テレマ(テレフォンマーケティング)とは 3-1. テレマのメリット 3-2. テレマのデメリット
3-3. テレマに向いている人4.まとめ
テレアポ(テレフォンアポインター)とは
テレフォンアポインターの略で、「電話を使ってアポイントメント(約束)を取り付ける人」、つまるところ電話営業のことですね。
こちらからお客様に電話をかける業務のことをアウトバウンド業務、発信業務、家電業務等といい、求人広告などではこう表記されることもあるので注意深くチェックしましょう。
お客様に電話かけ、商品の説明を行い、興味を持ってもらったら、資料を送るor営業マンの来訪日時を決める。これがテレアポの仕事の全てです。
ベース給料+歩合制をとっているところが多く。結果をだせば、給料が上がる、でなければ、契約を切られるという、スポーツ選手さながらの待遇です。逆に結果をそこまで重視しない会社も存在します。募集要項はよく読み自分にあった会社を見つけ出しましょう。
テレアポのメリット
採用されやすい!
1年中求人広告がでています。特別なスキルも必要ないので、採用される確率はかなり高めになっています。
とりあえずお金を稼ぎたい!ってひとにはピッタリ合う仕事ではないでしょうか。
結果を出せば報奨金がでたり時給が上がったりする
ベースとなる時給はそこまで高くありませんが、結果をだせばそこからさらに上がることも。結果というのは自分がとったアポから契約につながった場合のことですね。結果を出し続ければ、時給2,000円や3,000円も夢ではありません。
シフトに融通が利く
納期があるわけでもなく、対応しなければならないお客様もいないので、基本的にシフトに融通が利きます。そのためWワークや副業にも持ってこいな仕事なわけです。「こちらから電話をかける」という仕事ならではですね。
丁寧な言葉遣や伝える技術を学べる
丁寧な言葉遣いを教えてもらう機会なんてほぼありません!テレアポで結果を出すために必要なものは伝える技術です。テレアポでは、こちらから営業をかけて商品をおすすめするという、人によっては迷惑がられても仕方のないお仕事です。
だからこそ、より丁寧さが求められているというわけですね。そんな職場でバイトをすれば、すくなからずあなたの「丁寧に言葉を使う力」と「伝える技術」は伸びるはずです。
テレアポのデメリット
結果が出ないとツライ
結果が全てとはいいませんが、最重要項目であることは間違いないです。いくら勤務態度がよくても、結果がでなければ契約を切られることもあります。
もし、契約を終了させられたら、「自分には向いていない仕事だったなぁ」とすっぱりと忘れましょう!
クレームや罵倒に耐えなければならない
テレアポは土足で他人の家に押し入って商品を売り込むようなものなので、基本相手にされませんし、相手の機嫌が悪ければ罵詈雑言を言われることもあるでしょう。
このような人に電話してしまうことは、テレアポにとっては日常茶飯事です。割り切ってひたすら謝り続けるしかありません。
テレアポに向いている人
・人と話すのが好き
・神経が図太い
・向上心がある
一日中ずっと電話をしているわけですから、人と話すのが苦である人には向いていません。知らない人から怒鳴られることもあるわけですから、いちいちそれに対して心を痛める人にもだめですね。
結果を求められる仕事なので、「やったるぞ!」という心意気がないと、自分にとっても会社にとっても良い事は無いはずです。「なんでこんなことやってるんだろう」とずるずる惰性で続けていてもいつか契約を終了させられるだけでしょう。
テレオペ(テレフォンオペレーター)とは
テレオペとはテレフォンオペレーターの略。お客様カスタマーセンターを想像してください。ほぼその通りです。お客様からの電話に出て、それに対応していく、の繰り返しになります。電話を受ける業務のことをインバウンドといったりします。
テレオペの仕事内容ですが、。通信販売の受注業務、カスタマーサポ―ト、テクニカルサポート、クレーム処理などがあります。
配属される部署によってかかってくる電話の内容や、必要とする知識がだいぶ違います。カスタマーサポートとテクニカルサポートは専門知識をもって顧客の問題を解決しなくてはなりません。
通信販売の受注業務には正確な聞き取りと入力が、クレーム処理には冷静さや強いストレス耐性が必要となるでしょう。このように、業務によって向き不向きがあるので、求人を見るときは注意しましょう。
テレオペのメリット
採用されやすい
この業界離職率が高いのか、採用されやすい傾向にあります。デメリットの裏返しの様で少し怖いですね…。ただしもちろんこの仕事1本で数年続けている人も大勢いるので、そこまで恐れることはないでしょう。
専門知識が付く
金融商品や保険のテレオペになることができたら、そこの専門知識をつけることができます。その後の就職や転職に有利になるかもしれません!
ノルマが無い
テレアポと違ってノルマがありません。ノルマに追われることがないので、その分ストレスが少なくてすみそうですね。
テレオペのデメリット
研修期間が長い
お客様のサポートをする仕事なので、浅い知識で対応すると大問題に発展しかねません。今後に役立つと思って我慢しましょう。
クレーマーにあたる
この業界にいては避けれない事のひとつです。テレアポと違いこちらは能動的なクレーマーなので、熱量も相当なものです。神に祈りながら嵐が過ぎ去るのを待つか。懸命に相手の話を聞き解決策や妥協案をだすしかありません。
テレオペに向いている人
・感情的の起伏が少なく、物事を冷静に対処できる人
・自分の持っている知識を人に話すのが好きな人
・正確に物事を伝えるのが上手い人
そこまで数は多くありませんがとんでもない熱量を持ったクレーマーが時々現れます。テレアポのクレーマーが可愛く見えます。これを冷静に対処できるようになったら、一人前でしょう。
テレマ(テレフォンマーケティング)とは
テレマことテレフォンマーケティングは、既存のお客様に対して新商品をお勧めする電話をかけるアウトバウンド的な仕事とお客様からの電話内容をマーケティングに活かすインバウンド的な仕事の二種類に分かれます。
既存のお客様に新商品を勧める場合、お客様も関連の商品を使用していることが多く、お客様に負けない商品知識を身に着ける必要があります。そのため基本時給はやや高めに設定されています。
テレアポは新規開拓のため、数撃ちゃあたる戦法をとるのに対して、テレマは量より質を大切にし、より有益な情報をお客様にお届けする必要があります。
最近はテレアポのことをテレマという会社もあるようです。意味が混在するこのテレマという言葉が出てきたら注意が必要です。求人広告や募集要項をよく読みましょう!
テレマのメリット
クレーマーにあたることが比較的少ない
テレアポやテレオペと違い既存の顧客に電話をかけるので、クレーマーに当たる確率はぐっと減ります。
専門知識が付く
テレオペと同様かそれ以上の専門知識を要求されることもあります。人によってはデメリットかもしれませんね。
テレマのデメリット
求人が少ない
テレアポ、テレオペに比べてより高度な専門知識とマーケティングに対する知識や理解が求められる職です。求人があったとしても経験者優遇が多いようです。どうしてもやってみたいのであれば、テレアポ、テレオペを経験してからが良いでしょう。
テレマに向いている人
・自分の持っている知識を人に話すのが好きな人
・論理的に分析するのが好きな人
・話す能力と聞く能力どちらにも長けた人
テレマの業務の目的はマーケティング。商品をよりよくし、販売すること。より深く商品知識を身に付ける必要があるでしょう。
まとめ
イメージしやすいように、テレアポ、テレオペ、テレマを例えると。
テレアポは新規の顧客を開拓するための剣
テレオペは顧客からの要望等を受け止める盾
テレマは剣と盾を駆使して商品の売り上げを伸ばす勇者といったところでしょうか
電話で仕事をするという似たような業務ですが、
テレアポ(テレフォンアポインター)は新規の顧客と契約するため、営業電話をかけ続けるお仕事。適性は折れない心と向上心。
テレオペ(テレフォンオペレーター)は既存のお客様からの電話対応。電話対応の内容は商品に関することからクレームまで。商品に対する知識と不条理に対する耐性と何事にも冷静に対処する姿勢が必要でしょう。
テレマ(テレフォンマーケティング)は既存のお客様に対して電話をかけ商品の売り込みとお客様からの電話対応から得た情報を商品の質向上に役立てるという比較的高度なお仕事。マーケティングと扱う商品に対する深い知識が求められます。
それぞれ求められるスキルや適性が違うということがわかりました。これらを参考にコールセンターでの仕事を選ぶ指標としていただければ幸いです。